1980年、国の重要無形民俗文化財に指定された東北三大祭りの一つ「青森ねぶた祭」
北村麻子(きたむら あさこ)さんは、ねぶた祭のメインの山車「ねぶた」を制作する史上初めての女性ねぶた師です。
ねぶたの大きさは、幅9m・奥行き7m・高さ5m。
「女にはねぶたはつくれない」と言われ続けてきた危険を伴うねぶた師の仕事を女性一人ですべて行う北村麻子さんはどんな人なのでしょう?
この記事では、
- 結婚して旦那さんと子供はいるの?
- 北村麻子さんの経歴
- 北村麻子さんの年収
- ねぶた名人の父との関係
について調べてまとめました。
北村麻子は結婚して旦那子供はいる?
2022年8月7日(日)23:00~23:30#北村麻子(#ねぶた師)
心の声を“ねぶた”に込めて3年ぶりに挑む勝負の祭是非ご覧下さい✨#青森ねぶた#青森ねぶた2022
https://t.co/pllOvtHVeK— 🍀グリーンホープ🍀 (@Ghope1101) August 3, 2022
北村麻子さんは、ねぶた師としてデビューした2012年、一般男性と結婚されています。
そして、2015年10月、第一子である女の子を出産、その後、もう一人お子さんを授かっています。
ということで、北村麻子さんは、二人の子供のお母さんです。
ねぶた師には産休がなく、お腹に赤ちゃんがいる状態でねぶたを制作したとか。
そんな北村麻子さんですが、子供の存在はとても大きく、青森ねぶた祭という文化を残したい…という気持ちが生まれ、作品にも大きな影響があったそうです。
旦那さまは一般男性だからなのか、残念ながら旦那さまの情報はありませんでした。
北村麻子の経歴
今夜11時からは #情熱大陸
ねぶた師/北村麻子
山車の大きさは幅9m・奥行7m・高さ5m!
史上初の女性ねぶた師がコロナ禍を乗り越え、挑んだ勝負の夏を映し出す。#mbs #jounetsu #ねぶた師 #北村麻子 #青森ねぶた祭 #ねぶた pic.twitter.com/Cu4kM8b2I4— 情熱大陸 (@jounetsu) August 7, 2022
名前 | 北村 麻子(きたむら あさこ) |
生年月日 | 1982年10月 |
職業 | ねぶた師 |
出身 | 青森県 |
高校 | 青森県立青森西高等学校 |
趣味 | ガーデニング |
苦手なこと | 片付け |
父親 | 6代ねぶた名人 北村隆 |
1982年 4人きょうだいの3番目として生まれた北村 麻子さん。
北村 麻子さんの父親は、ねぶた師の第一人者、六代目「ねぶた名人」の北村隆さんです。
高校卒業後の北村麻子さんの仕事は、19歳で巫女、20歳でアパレルの店員、23歳でサービス業、27歳でOL…と、安定しませんでした。
何か満たされない…そう感じていた北村 麻子さんですが、
2007年 父親である六代目「ねぶた名人」の北村隆師が制作した「ねぶた大賞」受賞の「聖人聖徳太子」に感銘を受け、ねぶた師を志し、翌2008年 父・北村隆さんの下、ねぶたの修行を始めます。
2012年 青森市民ねぶた実行委員会」から依頼され制作したデビュー作「琢鹿(たくろく)の戦い」で「優秀制作者賞」を受賞し注目されます。
しかし、周りの目は、「本当は父が作ったのでは…?」「女だからひいきされている」とか言われ、悔しい思いもいっぱいしたそうです。
でも、北村 麻子さんは負けません。
まだ自分の努力が足りない…
そう自分に思い込ませて努力し続けます。
そして、2015年 「平将門と執金剛神」で「優秀制作者賞」「観光コンベンション賞」を受賞
2016年 「陰陽師、妖怪退治」で「優秀制作者賞」「商工会議所会頭賞」を受賞
2017年 「紅葉狩」でねぶた師の最高賞である「ねぶた大賞」と「最優秀制作者賞」を受賞
今年の大賞に選ばれたのが、唯一の女性ねぶた師で昔テレビで見たことあった北村麻子さんの紅葉狩りでした。迫力はもちろんあるけどその中に紅葉などの柔らかさもあって女性らしいなぁと思いました。一番綺麗だった! pic.twitter.com/2zWOJmIzcK
? たろー (@tarochan1996) August 6, 2017
過去に悔しい思いをしたことがあっただけに、今回のダブル受賞は、認めてもらえたという実感と自信につながったそうです。
2018年 「入雲龍 公孫勝」で「市民賞」「優秀制作者賞」を受賞
常に感謝の気持ちを忘れない謙虚で礼儀正しいねぶた師・北村 麻子さん。
今後もどんな作品を見せてくれるか楽しみです。
北村麻子の年収は?
ねぶた師は、ねぶたを製作すると300万から500万の収入があるという話があります。
そして、その中から材料費などの必要経費や人件費を払う必要があるとも。
受け継いだ伝統、責任の重さ、あれだけの重労働でこの金額…どうでしょう?
北村 麻子さんが子育てをされる中で、青森ねぶた祭という文化を残したい…という気持ちが湧いたとおっしゃっていました。
お金ではない、心からねぶたを愛していなければできないことだと改めて感じました。
北村麻子と父の関係
北村 麻子さんのお父さまは、ねぶた師の第一人者、六代目「ねぶた名人」の北村隆さんです。
あおもり市民ねぶた実行委員会
台上げの今日、取材を受ける
ねぶた師 北村麻子さんと 北村隆さん。 pic.twitter.com/jW0H0xi78Q? ア オ モ リ フ ァ ー ミ ン Ⅰ (@aomori_farmin) July 19, 2018
「ねぶた祭りと言えば北村隆」というほど、北村隆さんを知らなければ、ねぶたを語ることはできないと言っても過言ではないでしょう。
そんな偉大な父・北村隆の下で修業を開始したのは、北村麻子さんが25歳の時。
ねぶたは、勝負の世界。制作した山車には、順位が付けられ評価されます。
北村麻子さんは、2012年のデビュー作で、父を抑え、優秀制作者賞3位受賞。
2017年、北村麻子さんは、修行から5年目で見事、最優秀制作者賞1位に輝きました。
今では、麻子さんのねぶた小屋の隣には、父親のねぶた小屋と、それぞれ別々にねぶた小屋を持っています。
麻子さんは、「父は、私が作っているものを知らないと思います。」と話し、師匠だった父が今では、ライバル!と、そんな父娘関係をにじませています。
まとめ
ねぶた祭のメインの山車「ねぶた」を制作する史上初めての女性ねぶた師・北村麻子(きたむら あさこ)さんの
- 結婚して旦那さんと子供はいるの?
- 北村麻子さんの経歴
- 北村麻子さんの年収
- ねぶた名人の父との関係
について調てまとめました。
コロナの影響で3年ぶりとなる「青森ねぶた祭」
2022年は、沖縄の青い海を思い起こさせる鮮やかなねぶただとか。
北村麻子さんは、3年ぶりに「ねぶた」の勝負に挑みます。